株テーマ:LNG運搬船の関連銘柄

LNG運搬船業界は、世界的なエネルギー需要の高まりとともに、重要性を増している。特に、液化天然ガス(LNG)はクリーンエネルギーとして注目され、その輸送を担うLNG運搬船の需要も増加傾向にある。

LNG運搬船業界の現状と展望

現在、世界で約600隻の大型LNG船が運航中であり、2000年時点の約110隻から大幅に増加している。この20年間で年平均8~9%の増加率を示しており、今後もこの傾向は続くと予想される。 造船業界においては、中国と韓国がLNG運搬船の受注を大きく獲得しており、日本のシェアは15~16%で推移している。

関連銘柄の動向

日本企業では、(9104)商船三井、(9101)日本郵船、(9107)川崎汽船がLNG船の運航で知られている。商船三井は2024年3月時点で97隻のLNG船を運航し、2028年度までに140隻体制を目指している。


日本郵船は2023年3月末時点で86隻のLNG船を運航し、2027年度までに120隻超への拡大を計画している。


川崎汽船は2024年12月時点で46隻のLNG船を運航しており、LNG需要の増加に伴い、長期安定型のLNG輸送船需要も2040年まで堅調に増加すると見込んでいる。


また、プラントエンジニアリング企業として、(1963)日揮ホールディングスや(6366)千代田化工建設がLNG関連のプラント建設で注目される。

日本の造船業界も、LNG運搬船の建造において重要な役割を果たしている。三菱重工業や川崎重工業などの企業は、長年にわたり高品質なLNG運搬船を建造してきた。特に、三菱重工業と今治造船が共同出資するMI LNGは、LNG船の設計・販売に特化した合弁会社であり、最新の技術を駆使した船舶を提供している。

LNG運搬船 関連銘柄

LNG運搬船 関連テーマ

液化天然ガス(LNG)
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株式情報更新 (3月31日)


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