株テーマ:排出量取引の関連銘柄
排出量取引(カーボンプライシング)関連株。政府は2021年度から本格的な制度設計に着手。2022年度に実証開始。2026年度に排出量取引の本格化を目指す。
政府はGX(グリーントランスフォーメーション)経済移行債を10年間で20兆円発行し、企業の脱炭素の取組を支援する枠組みを整備したGX推進法の改正案を2025年の通常国会に提出する方向。排出量取引制度への参加は企業が自社で判断しているが、参加を政府支援を受ける要件とし、実効性を高める方針。温暖化ガスの排出削減で業種別の指針を作り、それに基づく目標を達成できない企業には指導や勧告を検討する。
2033年度から取引に参加する電力会社にCO2排出量を有償で買い取らせる。2028年度頃からは化石燃料を輸入する石油元売りなどに割賦金支払いも求める計画。
SBIホールディングスは、2023年10月にアスエネと共同設立したCarbon EXがカーボンクレジット・排出権取引所のサービスを開始したと発表した。日本・海外のボランタリーカーボンクレジット、Jクレジットなどのカーボンクレジット、非化石証明書の電力証書など幅広い種類を取り扱う。将来的には二国間クレジット制度やESG商品なども取り扱う方針。
日本取引所グループは、2023年10月にカーボン・クレジット市場を開設。
エスプールは、2020年6月にCO2排出量取引会社ブルードットグリーンをエコノスから取得した。
伊藤忠商事は、一般家庭が参加できるCO2排出枠取引を構築。2021年5月から蓄電池「スマートスター3」を発売するのに合わせ、サービスを開始する。