株テーマ:無電柱化の関連銘柄

無電柱化関連株。平成28年12月16日に無電柱化の推進に関する法律が施行された。景観の阻害要因となる電柱・電線をなくし、良好な景観を形成し、大規模災害が起きた際に、電柱等が倒壊することによる道路の寸断を防止する。中規模商業系地域や住居系地域、主要な非幹線道路における実施にくわえ、歴史的街並みの保全、観光振興、地域文化の復興、地域活性等に資する箇所においても無電柱化を実施する。

国土交通省は、2018~20年度の3年間に、新たに全国約1400キロの道路で電線を地中に埋設し無電柱化するとの計画を公表、東京五輪会場周辺では無電柱化の進捗率を92%(16年度末時点)から100%に、世界文化遺産周辺は37%から79%に引き上げる。

2019年5月国土交通省は緊急輸送道路から優先区間を選び、電柱を強制撤去させる制度を設ける。地震で倒壊した場合に、被災地の救助や復旧が遅れることを防ぐ措置で、10年間は猶予期間があるが、国が強制撤去にまで踏みこんだことで、電柱地中化関連株が賑わっている。

東京都は、都道における無電柱化は、電線共同溝方式を基本として整備を推進することを基本方針としている。計画幅員で完成している歩道幅員が2.5m以上の都道を優先的に無電柱化し、2027年度までに環状7号線の内側エリアの全ての路線で、無電柱化事業に着手する。

無電柱化関連株としては、電線株や土木関連は勿論のこと、電線地中化用共同溝を手掛けるイトーヨーギョーや旭コンクリート工業、ミライト HDなどが注目される。電線共同溝の整備費は、1キロメートルあたり5億3000万円かかると算されている。イトーヨーギョーは、無電柱化製品の実物展示を全国規模で開催しており、仕手性もあるため人気化している。タイガースポリマーは自動車向けが主力だが、電線管布設の省力化・工期短縮を図れる地中埋設用ケーブル防護管「タイレックス」が注目されている。古河電気工業も地中埋設用ケーブル保護管「角型エフレックス」を手掛けている。

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