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    量子コンピューター実用化競争が加速
    量子コンピューターの実用化に向けた競争が急速に加速している。マイクロソフトが新型量子チップ「Majorana 1」を発表し、AWSも量子コンピューター用チップ「オセロ」を公開した。これらの技術革新により、量子コンピューターの実用化時期が大幅に前倒しされる可能性が高まっている。

    量子コンピューターの実用化が進めば、創薬や航空、化学、エネルギー、金融などの分野で活用が進み、大きな経済効果をもたらすと予測されている。米マッキンゼーの調査によれば、量子コンピューターによって生み出される経済価値は、2035年までに6200億ドルから1兆2700億ドル(約180兆円)に達する可能性があるという。

    量子コンピューターの性能を左右する量子ビットのスケーラビリティや安定性の向上、エラー訂正技術の確立など、技術的な課題の克服が急務だ。

    それでも、マイクロソフトやAWSなど大手テクノロジー企業の参入により、量子コンピューター開発競争は一層激化している。今後数年間で技術的ブレークスルーが相次ぎ、実用化時期が予想以上に早まる可能性も十分にあるだろう。

株式情報更新 (4月2日)


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