（6463）TPRがインドにおける自動車エンジン部品の生産能力を約30％引き上げる方針を固めた。生産設備の更新を進め、増産体制を整えることで、成長市場での需要拡大に対応する狙いだ。

TPRはエンジンのピストンリングやシリンダーライナーなどを手掛ける企業であり、世界の自動車メーカー向けに供給を行っている。インド市場では、ガソリン車・ディーゼル車のほか、ハイブリッド車向けの部品需要も増加傾向にある。特に、環境規制の強化を背景に、耐摩耗性や低フリクションの技術が求められており、TPRは技術力を活かして市場シェアの拡大を目指す。

今回の生産能力増強は、既存設備の更新を中心に進められ、現行比30％程度の引き上げが計画されている。これにより、供給体制を強化するとともに、インド国内外の自動車メーカーからの受注増にも対応可能となる。インド市場では、今後も自動車販売の増加が見込まれており、エンジン部品の安定供給が競争力のカギを握ることになる。

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