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    TSMC、AI時代の最も安定した投資先である理由
    世界のAI市場を牽引するエヌビディアだが、そのチップを実際に製造しているのは台湾のTSMCだ。エヌビディアが他社に取って代わられたとしても、新たなAIチップの開発者もまた、TSMCに生産を委託することになる。

    TSMCは、世界最先端の半導体製造技術を持つ企業であり、5ナノメートル、3ナノメートル、さらには2ナノメートルプロセスにおいて、他のファウンドリを圧倒する技術力を誇る。現在、エヌビディア、AMD、Apple、Qualcommといったテクノロジーの巨人が依存しており、特にAIチップの分野ではほぼ独占的な立場にある。

    仮にエヌビディアが競争に敗れ、新たな企業がAIチップ市場の覇権を握ったとしても、その企業が自社工場を持たない限り、最先端の半導体製造は結局TSMCに委託されることになる。これは、AIブームの波に乗る投資家にとって、最も安全な選択肢がTSMCであることを意味する。

    さらに、2025年以降、AI市場の成長とともに、データセンター向け半導体の需要はさらに拡大する見込みだ。特に、エヌビディアのH100やB100のような次世代GPUは超微細なプロセス技術を必要とし、それを量産できるのはTSMCしかない。

    地政学リスクを考慮しても、TSMCはアメリカ、日本、欧州にも生産拠点を拡大しており、中国リスクを分散しつつある。安定した成長を続けるファウンドリ市場の中でも、最も確実な投資先として注目すべき存在だ。

株式情報更新 (2月1日)


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