バイデン政権は13日、ＡＩ向け先端半導体と技術輸出を制限する新たな規制案を公表した。新規制は120日後に発効予定。エヌビディアは規制を「行き過ぎ」と批判、ゲームＰＣや消費者向けハードウェアにも影響すると指摘している。

・対象国を3つの階層に分類
　ティア1：日本、英国、韓国、オランダなど約18カ国（基本的に規制対象外）
　ティア2：シンガポール、イスラエル、サウジアラビアなど約120カ国（国別上限）
　ティア3：中国、ロシア、イラン、北朝鮮など（輸出・技術移転を全面禁止）

・多くの国への半導体輸出に数量上限を設定
　ＡＩモデル設定用の高度ＧＰＵに制限（主にエヌビディア製、ＡＭＤ製も対象）
　クラウド大手のデータセンター建設は規制対象外だが、厳しい条件あり
　米国を本拠とするプロバイダーのＡＩ関連海外展開を制限
　米国外展開は50％まで
　ティア1国以外は25％以下、1カ国7％以下
　セキュリティ要件、人権尊重への計画など、厳しい条件を設定