年明けのダウ平均は上昇して始まったものの、テスラの販売台数発表で一転下落に転じた。24年10～12月期の世界販売台数が前年同期比2%増と、市場予想を下回ったことで、テスラが6%安。2024年の世界販売台数も前年比1.1%減の179万台と、年間でも始めて前年割れとなった。ＢＹＤとの差が詰まっている。

アップルについても、中国でアイフォーンの値引き販売を始めることで、3％下げとなり、ハイテク株の不安につながった。こちらもファーウェイとの競争が激化しており、異例の値引き販売となっている。ナスダックは5日続落した。

新規失業保険申請は、前週比9000件減の21万1000件と市場予想より減少した。失業保険受給者総数は184万4000人と、5万2000人減少した。こちらは市場予想を下回っており、雇用市場は安定している。

年末からの下げ幅が一時1000ドルを超えたため、押し目買いでダウ平均は下げ幅を縮小した。