中国国家統計局が発表した2024年12月の中国製造業購買担当者指数（PMI）は50.1%となり、前月比で0.2ポイント低下した。サービス業PMIは52.2％と2.2ポイント上昇し、市場予想を上回った。

12月新規受注指数は51%と前月比0.2ポイント上昇し、4か月連続で増加した。特に消費品製造業が活況で、年末の需要拡大が顕著だった。輸出も回復基調を維持しており、新規輸出受注指数は48.3%と2か月連続で上昇した。消費品製造業の新規受注指数は53%を超え、消費の伸びが全体の需要回復を支えた。

企業の生産意欲は堅調で、生産指数は52.1%と高い水準を維持した。消費品製造業では生産活動が加速し、装備製造業や高技術製造業も拡張区間を維持したが、成長速度は若干鈍化した。

四半期を通じて、PMIは平均50.2%と政策効果の表れが鮮明だった。中央経済工作会議では、2025年に向けてより積極的な財政政策や適度な金融緩和を推進する方針を示し、複数の政策目標が設定された。これにより、安定した経済基盤が新年の成長を支えると期待されている。