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    FRBの利下げペース半減で急ピッチな円安が進む
    米国の来年の利下げ予想が従来の4回から2回に縮小されたことで、ドル高基調が一層鮮明になった。この動きを受け、円相場はさらに下落傾向を強める可能性が高い。利下げ幅の縮小は、米経済の堅調さを示す一方、日本にとっては輸出企業を中心に恩恵をもたらす構図だ。

    FRBは18日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、0.25%の利下げを決定した。これで政策金利は4.25%から4.5%の範囲となった。注目すべきは、2025年末時点の金利水準の見通しだ。9月時点では4回の利下げを想定していたが、今回2回に減少。インフレ再燃への警戒感が強まっているとみられる。

    この決定により、日米の金利差が縮まりにくくなる見通しが強まった。日本銀行の金融緩和姿勢が続く中、FRBが慎重な利下げスタンスを示したことで、円安ドル高の構図が当面固定化する可能性が高い。

    市場では、この動きを受けて投機筋の円売りが加速する可能性も指摘されている。大幅な金利差が長期化する中で、投機的な円売りがさらに拡大する可能性がある。

    FRBのパウエル議長は「政策金利のさらなる調整を検討する際には、より慎重な姿勢で臨むことができる」と述べており、今後の経済指標の動向が注目される。

株式情報更新 (12月18日)


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