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2024/12/12 08:19
(5802) 住友電気工業 再生可能エネルギー向け電力ケーブル増産に700億円投資
住友電気工業が再生可能エネルギー市場向け電力ケーブルの増産を強化している。欧州を中心に高圧直流ケーブルの需要が拡大しており、生産能力の増強が急務となっている。欧州で電力用ケーブルの大型受注が続いており、高圧直流ケーブルを手掛けられるのは住友電気工業を含めて世界で5社だけで、生産能力を合計しても需要に足りない。
この背景には、再生可能エネルギーの普及を受けて洋上風力発電所と陸上の送配電設備をつなぐ電力ケーブルの需要が急拡大していることがある。住友電工は英国スコットランドに新工場を建設する計画を進めており、投資額は700億円に上る見通しだ。同社はこれまで日本から欧州に電力ケーブルを輸出していたが、現地生産へと方針を転換した。また、ドイツのケーブルメーカーを買収するなど、欧州市場での生産体制を強化している。
さらに、データセンター向けの光モジュール製品やコネクター、通信機器向けのケーブル製品の需要も急速に伸びている。生成AI(人工知能)の普及を背景にデータセンター建設が活発化しており、住友電工はこれらの製品の増産にも力を入れている。
ケーブルから通信機器向けの光モジュール、コネクターまで、幅広い製品をそろえているが、需要に生産が追い付いておらず、増産に取り組む。NTTグループが推進する次世代通信基盤「IOWN(アイオン)」に向けた省エネ型デバイスの開発も進めており、通信分野での存在感をさらに高める考えだ。
この背景には、再生可能エネルギーの普及を受けて洋上風力発電所と陸上の送配電設備をつなぐ電力ケーブルの需要が急拡大していることがある。住友電工は英国スコットランドに新工場を建設する計画を進めており、投資額は700億円に上る見通しだ。同社はこれまで日本から欧州に電力ケーブルを輸出していたが、現地生産へと方針を転換した。また、ドイツのケーブルメーカーを買収するなど、欧州市場での生産体制を強化している。
さらに、データセンター向けの光モジュール製品やコネクター、通信機器向けのケーブル製品の需要も急速に伸びている。生成AI(人工知能)の普及を背景にデータセンター建設が活発化しており、住友電工はこれらの製品の増産にも力を入れている。
ケーブルから通信機器向けの光モジュール、コネクターまで、幅広い製品をそろえているが、需要に生産が追い付いておらず、増産に取り組む。NTTグループが推進する次世代通信基盤「IOWN(アイオン)」に向けた省エネ型デバイスの開発も進めており、通信分野での存在感をさらに高める考えだ。