注目銘柄

    注目銘柄 2024/11/14 10:27
    (7011) 三菱重工業 ミサイル開発プログラム
    三菱重工業のミサイル開発が急速に拡大している。防衛予算の増額を背景に、同社の防衛宇宙セグメントの売上高は2027年3月期までに現状の2倍の1兆円規模に拡大する見通しだ。

    主な開発プログラム
    1.スタンドオフ防衛プログラム
     12式地対艦誘導弾の技術を核に、亜音速ミサイルから超音速・極超音速ミサイルへと発展させる。
     地上発射型、艦艇発射型、航空機発射型の3種類を開発中。
     射程を200kmから1000km以上に延長する計画だ。

    2.統合防空ミサイル防衛事業
     PATRIOTミサイルとSM-3ミサイルの生産を継続。
     イージスシステム搭載艦の整備に取り組む。
     滑空段階迎撃用誘導弾の日米共同開発を検討中。

    3.潜水艦発射巡航ミサイル
     既存の魚雷発射管を利用した新型巡航ミサイルを2023年度から開発開始。
     2027年度までに開発を完了し、2028年度にも配備予定だ。

    4.極超音速滑空弾(HVGP)
     2026年度からブロックⅠの量産・配備を開始予定。
     2030年代初頭にはより高速で機動性の高いブロックⅡを配備予定だ。

    三菱重工業は、これらのミサイル開発を通じて日本の防衛力強化に貢献している。同社は急拡大する事業に対応するため、人員を2-3割増やし設備投資も積み増す方針だ。

株式情報更新 (11月22日)


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