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    中国市場でレガシー半導体向け露光装置の販売拡大
    ニコンは、中国市場でレガシー半導体向け露光装置の販売拡大を狙う。25年ぶりに投入する新機種は、旧世代の光源技術「i線」を使用し、1984年に発売された初代機以来の刷新となる。

    米国主導の対中半導体規制により、中国メーカーは先端半導体の製造が困難な状況にあるが、レガシー半導体への注力を強めており、ニコンの旧機種も広く使用されている。新機種への引き合いも非常に強いとして、中国市場での販売拡大に自信を示した。

    中国は国を挙げて半導体産業を推進しており、製造能力の進化も速い一方、半導体規制については、今後も厳格化が進む可能性を認識しつつ、ルールを遵守しながら事業を進める姿勢を強調した。

    ニコンはこれまで、米インテルへの依存度が高かったが、近年は中国メーカーを含む顧客の多様化を進めている。露光装置を含む精機事業は、映像事業に次ぐ収益の柱であり、2025年度には営業利益で2023年度比66%増の250億円という目標を掲げている。

    バイデン政権による規制強化が進まなければ良いが。

株式情報更新 (9月6日)


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