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    注目銘柄 2024/7/4 04:40
    (9434) ソフトバンク 全固体電池の重量エネルギー密度を従来比約1.2倍に向上
    ソフトバンクと電池開発スタートアップのエンパワージャパンは、全固体電池の重量エネルギー密度を従来比約1.2倍に向上させた。これは、ソフトバンクが事業化を目指す「空飛ぶ基地局」(HAPS)の電源として必要な性能に近づく重要な一歩だ。

    HAPSは高度約20キロメートルの成層圏を周回する基地局で、1機で直径200キロメートルの範囲をカバーし、次世代通信規格「6G」での活用が期待されている。HAPSには、軽量かつ長期間飛行可能な電池が必要となる。

    今回の全固体電池は、正極にニッケル系材料、負極にリチウム金属、電解質に硫化物系材料を使用しており、固体電解質の粒子径や分散性を改良することで、重量エネルギー密度を1キログラム当たり約350ワット時に向上させた。これは、従来のリチウムイオン電池の1キログラム当たり約250ワット時を大きく上回る。

    ソフトバンクとエンパワージャパンは、2030年前後の全固体電池の実用化を目指しており、HAPSの早期実現に向けて開発を加速する構えだ。

株式情報更新 (9月6日)


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