ローツェは、米国の半導体製造装置開発会社「Nanoverse」を連結子会社化する。取得価額は112億円で、持分比率は33％となる。Nanoverseは、次世代半導体製造プロセスで有用となる技術の研究開発を行い、複数の競争力のある特許を保有している。

今後成長が期待されるアドバンスドパッケージ分野において、新たな半導体製造装置の開発を行い、評価機を半導体メーカーに納入する予定。今回の連結子会社化により、ローツェは次世代半導体製造技術を強化し、競争力を向上させることを目指している。

具体的には、Nanoverseの持つ技術を活用して、次世代半導体製造装置の開発を加速させ、半導体メーカーへの販売を拡大していく計画だ。また、Nanoverseの研究開発拠点と人材を活用して、次世代半導体製造技術に関する研究開発を強化していくことも考えている。ローツェにとって、次世代半導体製造技術強化という大きなメリットをもたらす。