ｉｓｐａｃｅは、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」 のミッション1について、ロケット打ち上げから月面着陸までに発生するリスクを総合的に補償する「月保険」を契約しており、ミッション1ランダー（月着陸船）による月面着陸が確認できなかったことに伴い、保険金37億9300万円を受領した。ロケットによる打ち上げから月面着陸までに発生するリスクを補償する内容だった。2024年3月期の連結業績予想には織り込んでいない。

ｉｓｐａｃｅは、2024年度に予定する着陸船の次回打ち上げに向け、機体の改良などを既に始めていることも明らかにしている。フライトモデルの一部組み立てをドイツで開始する予定で、その後日本での最終組み立てを予定している。マイクロローバー（小型月面探査車）には月のレゴリス（岩石の表面にみられる堆積層）を採取する装置が搭載される。