塩野義製薬は、国連が支援する公衆衛生機関MPPを通じ、新型
コロナ治療薬「ゾコーバ」の製造に関するサブライセンス契約を、ジェネリック医薬品メーカー7社と締結した。締結されたサブライセンス契約は、中国の3社、インドの2社、ウクライナおよびベトナムの各1社が対象となる。選定されたジェネリック医薬品メーカー7社は、今後117の低中所得国でゾコーバの製造・供給が可能となる。MPPが日本の製薬企業とライセンス契約を結ぶのは塩野義製薬が初めて。
MPPは、必要な医薬品を優先的にライセンスし知的財産を
プールすることにより、ジェネリック医薬品の製造と新製剤の開発を促進している。