三菱瓦斯化学は、タイで
半導体パッケージ用BT(ビスマレイミド・トリアジン)積層材料の生産能力を増強する。BT樹脂は熱硬化性樹脂で、高い耐熱性とすぐれた電気特性があり、BT積層板は
半導体パッケージの歴史を変えたと、言われている。高性能
半導体を搭載する積層板(プリント配線板)材料とは、高価なセラミックが主流だったがが、BT樹脂はセラミックに比肩する耐熱性と電気特性を持ち、価格は安く、加工もしやすい。
データセンターや電子機器などで
半導体の需要が増えているため、新たな建屋を建設し、生産能力を約2倍に増強し、25年10月の稼働を目指す。