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2023/3/13 10:38
(7012) 川崎重工業 水素ステーション用の省エネ型水素圧縮機をスギノマシン社と共同開発
川崎重工は、水素ステーション用の省エネ型水素圧縮機をスギノマシン社と共同開発した。開発した水素圧縮機は、駆動源に油圧を用いてガスピストンを往復運動させ、水素ガスを圧縮する油圧式の圧縮機で、水素ステーションにおいて、燃料電池車(FCV)への充填に必要な水素ガスを圧縮する。川崎重工の産業装置向け油圧技術を活用した水素ガス圧縮制御と、スギノマシン社の高圧水圧縮技術を活用した水素ガス圧縮用ブースターを組み合わせた。川崎重工はこれまで車載用高圧水素バルブを生産してきたが、水素ステーションなどのインフラ整備に参入し、水素燃料電池車両を普及させる。
水素ステーションは国内に約170基あり、政府は30年までに1000基程度に増やす計画を掲げている。建設費は1基4億円程度だが、川崎重工は装置の維持費削減などで需要を取り込む。30年度には水素関連事業で4000億円の売上高を目標としている。
水素ステーションは国内に約170基あり、政府は30年までに1000基程度に増やす計画を掲げている。建設費は1基4億円程度だが、川崎重工は装置の維持費削減などで需要を取り込む。30年度には水素関連事業で4000億円の売上高を目標としている。