4－9月売上は21.6％増の3990億円（期初予想3800億円）、営業利益は89.6％増の352億円（同230億円）、純利益は85％増の317億円（同170億円）となった。エネルギー事業部門における北米事業の好調や情報通信事業部門でのデータセンタ向け需要が堅調に推移したことや、エレクトロニクス事業部門のスマートフォン向けの需要が旺盛であったことに加え、為替の影響が寄与し、期初予想を大幅に上回った。

通期売上は7400億円から7900億円、営業利益は500億円から685億円、純利益は340億円から355億円へ上方修正した。光ファイバーを利用した高速データ通信サービス向けやデータセンター向け需要が強く、ヘリウム不足の影響が比較的軽微となる。スマートフォン向け需要が好調で、採算重視の受注戦略を継続する。また中間配を13円実施し、期末配を16円から13円に引き下げるが、年間では10円から26円への大幅増配となる。