注目銘柄
2021/11/22 10:35
(5214) 日本電気硝子 自動車軽量化で、世界シェア4割のガラス繊維に注目
日本電気硝子は、自動車の天井材やドア部品に使われる樹脂を補強するガラス繊維で世界シェア4割を握っている。ガラス繊維は自動車の軽量化や防振、防音需要が増えており、30年に自動車用樹脂の世界市場は4割増の1400万トンとの予測も出ている。日本電気硝子では薄さ35μm(マイクロメートル)という世界最薄の超薄板ガラスを開発しており、薄さ200μm以下のものを超薄板ガラスと定義する中でも際立っている。
樹脂とガラス繊維を接合する集束剤の技術で精密加工にも対応するため、小型センサーのケースなどに応用可能となっている。日本電気硝子のガラスファイバは、建築・土木用途に用いられる「ARGファイバ」と、自動車部品やエレクトロニクス機器に用いられる「Eファイバ」との2種類あるが、電柱や防災用建材、風力発電の羽根などの用途も拡がっている。
樹脂とガラス繊維を接合する集束剤の技術で精密加工にも対応するため、小型センサーのケースなどに応用可能となっている。日本電気硝子のガラスファイバは、建築・土木用途に用いられる「ARGファイバ」と、自動車部品やエレクトロニクス機器に用いられる「Eファイバ」との2種類あるが、電柱や防災用建材、風力発電の羽根などの用途も拡がっている。