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2021/1/25 08:24
(6856) 堀場製作所 ラマン分光分析装置の研究開発・生産拠点を移転し、建屋面積を約2倍に拡張、生産能力を約30%向上
ホリバ・フランス社は、ラマン分光分析装置の研究開発・生産拠点を移転し、建屋面積を約2倍に拡張、生産能力を約30%向上させる。ラマン分光分析装置は、レーザー光を試料に照射し、発生するラマン散乱光を測定するもので、物質の成分分析や分子構造解析などに使用され、半導体分野やコロナ禍によりバイオ・ライフサイエンス分野の需要が増えている。発売から50年を超え、世界シェアは30%と見られる。
堀場製作所は分析機器の世界的大手で、自動車市場の回復に伴い排ガス検査装置や半導体向け検査装置が伸びる。エンジン計測器では世界シェア8割だが、自動車向け売上が4割となっており、産業構造の変化に伴い、半導体や医療分野への進出を急いでいる。2023年に売上高3000億円、営業利益400億円を目指しているが、20年12月期の会社計画では売上が1880億円、営業利益が160億円と達成は厳しい。自動車業界の回復で、株価も戻り歩調だが、事業領域の転換が顕在化しないと伸び悩みとなりそうだ。
堀場製作所は分析機器の世界的大手で、自動車市場の回復に伴い排ガス検査装置や半導体向け検査装置が伸びる。エンジン計測器では世界シェア8割だが、自動車向け売上が4割となっており、産業構造の変化に伴い、半導体や医療分野への進出を急いでいる。2023年に売上高3000億円、営業利益400億円を目指しているが、20年12月期の会社計画では売上が1880億円、営業利益が160億円と達成は厳しい。自動車業界の回復で、株価も戻り歩調だが、事業領域の転換が顕在化しないと伸び悩みとなりそうだ。