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    決算 2020/8/4 20:09
    (4005) 住友化学 4-6月のコア営業利益は54.5%減 通期は39.7%減を計画
    住友化学の2021年3月期第1四半期(4-6月)のコア営業利益は54.5%減の201億円となった。

    セグメント別では、石油化学のコア営業利益は▲199億円(前期は129億円)。自動車関連用途を中心に合成樹脂などの出荷減少や石油化学品などの市況が低水準で推移した。

    エネルギー・機能材料のコア営業利益は64.2%減の20億円。自動車関連用途のリチウムイオン二次電池用セパレータや正極材料、合成ゴムなどの出荷が減少した。

    情報電子化学のコア営業利益は25.3%増の99億円。半導体プロセス材料の高純度ケミカルやフォトレジストの出荷が増加した。

    健康・農業関連事業のコア営業利益は38億円(前期は▲46億円)。メチオニン(飼料添加物)の交易条件の改善などが寄与した。

    医薬品のコア営業利益は6.5%増の245億円。エクアやエクメット、ラツーダの販売の増加などが寄与した。

    2021年3月期の業績予想を発表し、コア営業利益は39.7%減の800億円とした。健康・農業関連事業では交易条件の改善や出荷増加を見込む一方、石油化学やエネルギー・機能材料では自動車関連で、情報電子化学ではディスプレイ関連で出荷減少を見込む。また、医薬品では前期に実施したロイバントとの提携で販管費・研究開発費が大幅に増加する見込み。

    新型コロナウイルスの影響では、上期を中心に影響を見込むが、下期も徐々に経済環境は回復するものの、一定程度の影響が残ることを想定している。

    住友化学の株価は17円高の328円で推移している。

株式情報更新 (11月26日)


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