第2四半期にあたる11ー4月売上は期初予想の1597億円に対して1456億円、営業損益は101億円の黒字に対して12億円の赤字、最終損益は61億円の黒字に対して25億円の赤字となった。第2四半期から新型コロナウイルス感染症拡大防止のための外出自粛や企業の営業自粛が大きく影響し、海外でも行動制限やロックダウンが駐車場の利用を大幅に低下させた。駐車場、カーシェア、レンタカーは固定比率が大きく、大幅減益は避けられないと見られていたが、下方修正も遅すぎる。

国内の緊急事態宣言解除、海外のロックダウン解除の動きがあっても、サービスの利用低下は続くとして、10月通期売上を3330億円から2630億円、営業損益を267億円の黒字から242億円の赤字、最終損益を165億円の黒字から255億円の赤字へ下方修正した。前提条件は6月から毎月5－10％ずつ回復、10月は85％回復としているが、そう機械的に回復するとは考えにくい。前期は70円配だったが、今期は無配とする。