第3四半期にあたる7ー3月売上は19.2％増の256億円、営業利益は54.4％増の88億円、純利益は46.9％増の63億円となった。6月通期営業利益は76.3％増の140億円、純利益は68.5％増の100億円見通しは据え置いたが、野村證券が投資評価「買い」を継続、目標株価を5931円から7359円へ引き上げたことで、一時ストップ高まで買われている。

半導体業界では、新型コロナの影響でスマホ需要が落ち込むものの、テレワークやゲーミング、ＥＣ取引の拡大でデータセンター需要が増加している。メモリーメーカーの設備投資回復期待があることや、ロジック系ではＥＵＶ（極端紫外線）半導体の量産が間近になっており、積極的な投資でＥＵＶマスク欠陥検査装置の受注が増加しそうだ。検査装置は1台80億円程度と見られており、利幅も大きい。