大日本印刷は、５Ｇスマートフォン向け超薄型放熱部品「べーパーチャンバー」を開発した。従来品に比べて、同等以上の放熱性能を保持しながら、厚みを約3割薄くした0.25ミリメートルの放熱部品で、小型化によりスペースが出来るため、バッテリー容量の大型化に役立つ。５Ｇスマホでは、大容量・高速通信のデータ処理のため、加熱対策が課題となっている。0.25ミリ製品は2020年秋までに量産を開始し、さらに薄い0.20ミリ製品を開発し、2025年度に200億円の売上を目指す。