2024年12月の工作機械受注総額は1,412億5,900万円となり、前年同月比11.2％増加した。前月比でも18.4％増と、堅調な伸びを示している。

内需は399億2,000万円で前年同月比4.4％増、外需は1,013億3,900万円で14.1％増加した。外需が全体を牽引する形となっている。

2024年通年の累計受注額は1兆4,832億7,400万円で、前年比0.2％減とほぼ横ばいだった。内訳を見ると、外需が1兆417億3,900万円で3.2％増加している。

外需の好調さが目立つ結果となった。世界経済の回復基調や、各国の製造業における設備投資の活発化が背景にあるとみられる。一方、内需も緩やかながら成長を続けており、国内製造業の底堅さを示している。

年間累計では微減となったものの、12月単月では二桁成長を達成。これは年末にかけて受注が加速したことを示唆しており、2025年の市場動向に明るい兆しを与えている。