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    注目銘柄 2024/12/26 10:44
    (6503) 三菱電機 「みちびき」関連事業で宇宙産業を牽引 日本版GPS拡充計画に対応
    (6503)三菱電機は、政府が推進する日本版全地球測位システム(GPS)「みちびき」の拡充計画において、中心的な役割を果たしている。現在、日本の測位衛星「みちびき」は4基体制で運用されており、高精度な位置情報を得るためには米国のGPSに依存している。政府は日本独自の7基体制への移行を目指し、さらに将来的には予備衛星を含む11基体制を構築する方針だ。

    この計画において、三菱電機は衛星の設計、製造、打ち上げ後の運用支援までを担う重要な企業として位置づけられている。三菱電機は、現在運用中の3号機の後継機や新たに開発される8号機の製造を担当する予定だ。これらの衛星は、2031年度までに打ち上げが計画されており、将来的な11基体制の実現に向けて開発が進められる。これにより、災害対応や農業自動運転など、さまざまな分野での利用が期待される。

    三菱電機は、みちびきのほかにも多くの衛星プロジェクトで実績を持ち、宇宙産業における技術力の高さが評価されている。同社の宇宙関連事業は、精密な衛星製造技術と信頼性の高い運用実績により、国内外での受注拡大を目指している。

    三菱電機は、自衛隊向けの多種多様なレーダーシステムを提供している。特に、高性能な防空レーダーや艦載レーダー、航空機搭載型レーダーなどを手掛け、日本の防衛能力を強化している。また、通信分野では、衛星通信システムや防衛専用の無線通信装置の開発も進めている。

    ミサイル防衛システムにも深く関与しており、地上配備型迎撃ミサイルシステム「PAC-3」のレーダーや関連機器の製造を担当している。さらに、海上自衛隊のイージス艦向けに、最新の防空レーダー技術を提供するなど、対空防衛能力の向上にも寄与している。

    防衛費増額の動きを受け、三菱電機の防衛関連事業はさらなる成長が期待されている。外資系証券では、株価3000円台を予想するアナリストが多い。前回同様下値の窓埋めはないと見られ、揉み合いから再評価の流れを想定する。

株式情報更新 (12月27日)


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