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2024/12/25 14:24
(7203) トヨタ自動車 11月世界販売が2カ月連続で前年超え、HV好調で過去最高更新
(7203)トヨタ自動車が発表した2024年11月の世界販売台数は、前年同月比2%増の92万569台となり、2カ月連続で前年を上回った。同月として過去最高を記録し、特に米国や中国でのハイブリッド車(HV)の販売好調が顕著だった。
米国市場では、年末商戦が本格化する「ブラックフライデー」の需要に支えられ、販売台数は5%増となった。「カムリ」や「RAV4」などのHV専用モデルが堅調で、関税前の駆け込み需要も一因とみられる。一方、中国市場では現地メーカーとの価格競争が激化する中、政府補助金を受けたHVミニバン「グランビア」や「シエナ」の販売が7%増加。
一方、国内販売は前年より7%減の13万461台となり、2カ月ぶりに前年割れ。半導体不足が緩和し、前年の販売水準が高かった反動が出た形だ。
世界全体での電動車販売は27%増の43万8261台となり、全体販売の約5割を占めた。HVは24%増、プラグインハイブリッド車(PHV)は39%増、電気自動車(EV)は21%増と、全方位で成長を遂げている。
しかし、生産台数は前年割れが続いており、世界生産は6%減の86万9230台で10カ月連続の減少。国内では子会社トヨタ車体の工場停止が響き9%減、海外生産も5%減となった。欧州では工場稼働日数の減少が影響したという。
トヨタはHVを中心に販売面では回復基調を示しているものの、生産面では依然として課題を抱えている。世界的な電動化の波を捉えつつ、安定供給体制の構築が求められる状況だ。
米国市場では、年末商戦が本格化する「ブラックフライデー」の需要に支えられ、販売台数は5%増となった。「カムリ」や「RAV4」などのHV専用モデルが堅調で、関税前の駆け込み需要も一因とみられる。一方、中国市場では現地メーカーとの価格競争が激化する中、政府補助金を受けたHVミニバン「グランビア」や「シエナ」の販売が7%増加。
一方、国内販売は前年より7%減の13万461台となり、2カ月ぶりに前年割れ。半導体不足が緩和し、前年の販売水準が高かった反動が出た形だ。
世界全体での電動車販売は27%増の43万8261台となり、全体販売の約5割を占めた。HVは24%増、プラグインハイブリッド車(PHV)は39%増、電気自動車(EV)は21%増と、全方位で成長を遂げている。
しかし、生産台数は前年割れが続いており、世界生産は6%減の86万9230台で10カ月連続の減少。国内では子会社トヨタ車体の工場停止が響き9%減、海外生産も5%減となった。欧州では工場稼働日数の減少が影響したという。
トヨタはHVを中心に販売面では回復基調を示しているものの、生産面では依然として課題を抱えている。世界的な電動化の波を捉えつつ、安定供給体制の構築が求められる状況だ。