（9824）泉州電業株式会社は2024年10月期の連結決算を発表した。売上高は前期比9.0%増の1,361億円、営業利益は同23.7%増の103億円、経常利益は同22.7%増の107億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同28.0%増の75億円となり、3期連続で売上高及び各利益ともに過去最高を更新した。

業績好調の要因として、自動車向け及び建設・電販向けの売上が増加したことが挙げられる。一方で、半導体製造装置向け及び工作機械向けでは一部に需要の停滞が見られた。

好調な業績を受け、泉州電業は2027年10月期を最終年度とする新たな中期経営計画を策定した。経営数値目標として、連結売上高1,600億円、経常利益130億円、ROE15%以上、配当性向35%以上、株主総還元率50%以上、PBR2.0倍以上を掲げている。

取得株式数の上限を10万株（発行済株式総数の0.57%）、総額の上限を5億円とし、2024年12月10日から2025年4月30日までの期間で自社株買いを行う。また、100万株（消却前の発行済株式総数の5.13%）の自己株式を2024年12月16日に消却する予定だ。