韓国の半導体大手、SKハイニックスの2024年7-9月期（第3四半期）の決算が発表され、同社は四半期ベースで過去最高の利益と売上高を記録した。これは、米エヌビディアの人工知能（AI）開発向けプロセッサーに使用されるメモリーチップに対する強い需要を反映している。

第3四半期の営業利益は7兆300億ウォン（約7800億円）に達し、市場予想の6兆9000億ウォンを上回った。売上高は前年同期比94％増の17兆6000億ウォンであったが、予想の18兆2000億ウォンには及ばなかった。この業績は、特にハイバンド幅メモリー（HBM）の販売が前年同期比で330％増加したことによるもので、HBMは同社のDRAM収益の30％を占めている。

SKハイニックスは、エヌビディアのAIアクセラレーターを動かす最先端のHBMの設計・供給で競合するサムスン電子や米マイクロン・テクノロジーに対するリードを広げている。さらに、同社は2024年10-12月期（第4四半期）には12層構造の「HBM3E」をエヌビディアに供給する予定だ
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このような業績向上は、AIメモリー市場におけるSKハイニックスの優位性を示しており、特にデータセンター向けの需要が強く、今後も成長が期待されている。SKハイニックスは今後も高付加価値製品を中心とした販売戦略を進め、収益性を最大化する方針だ。