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2023/11/28 10:22
(8591) オリックス 固体電池用新材料開発
オリックスの連結子会社のコイケと産業技術総合研究所は次世代型の「固体電池」に使う新材料を共同開発した。固体電池は、従来の液体電解質を用いる電池と比べて、安全性やエネルギー密度に優れる次世代電池として期待されている。しかし、固体電解質のイオン伝導率が低いため、電池の性能が低下するという課題があった。
今回、コイケと産総研は、単結晶のチタン酸バリウム(BaTiO3)をベースとした新材料を開発した。この新材料は、従来の固体電解質に比べてイオン伝導率が約10倍高いという。コイケは、単結晶ウェーハメーカーとして発展してきた。単結晶ウェーハは、半導体やMEMS(微小電子機械システム)などの製造に欠かせない基板材料。
従来の固体電池の電解質に使われてきた多結晶の物質に比べて電気抵抗を10分の1程度に抑えられる。電気が通りやすくなり、電池寿命を長くすることから、ペースメーカーなどの医療機器やウエアラブル端末への固体電池の搭載を想定しており、電池寿命が10倍の50年前後にまで延びる可能性があるという。
今回、コイケと産総研は、単結晶のチタン酸バリウム(BaTiO3)をベースとした新材料を開発した。この新材料は、従来の固体電解質に比べてイオン伝導率が約10倍高いという。コイケは、単結晶ウェーハメーカーとして発展してきた。単結晶ウェーハは、半導体やMEMS(微小電子機械システム)などの製造に欠かせない基板材料。
従来の固体電池の電解質に使われてきた多結晶の物質に比べて電気抵抗を10分の1程度に抑えられる。電気が通りやすくなり、電池寿命を長くすることから、ペースメーカーなどの医療機器やウエアラブル端末への固体電池の搭載を想定しており、電池寿命が10倍の50年前後にまで延びる可能性があるという。