ソニーは、超小型人工衛星「ＥＹＥ（アイ）」と搭載したスペースＸ社のファルコン9の打ち上げに成功し、軌道上での通信確立に成功した。宇宙航空研究開発機構（ＪＡＸＡ）とともに推進する「ＳＴＡＲ　ＳＰＨＥＲＥ」プロジェクトによるもので、地上から遠隔操作することが可能で、宇宙空間から撮影された静止画や動画を宇宙飛行士さながらのリアリティある視点で、一般向けサービスとして2023年春頃に展開を予定している。

東京大学とともに開発した超小型人工衛星「ＥＹＥ（アイ）」はソニー製カメラを搭載し、操作シミュレータを用いることで、ユーザーが意図したカメラワークで地球や星々を撮影することができる。ソニーは、宇宙光通信事業を行う新会社「Sony Space Communications Corporation（ＳＳＣ）」を設立している。低軌道の超小型衛星間を光で接続する小型光通信機器の開発を目指している。