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2022/7/8 10:37
(7011) 三菱重工業 核融合実験炉「ITER」関連装置を納入
三菱重工業は、量子科学技術研究開発機構六ヶ所研究所に、核融合実験炉「ITER」関連装置を納入した。核融合炉を構成する重要機器であるブランケットの安全性を確認・実証するための試験装置で、南フランスで建設中の核融合実験炉イーター(ITER)で使用される予定。ITERは、核融合エネルギーの実現に向けた大型国際プロジェクトで、日本・欧州・米国・ロシア・韓国・中国・インドが参加している。
納入した試験装置は、「大面積高熱負荷試験装置」「高温高圧水噴出・漏洩実験装置」「ベリリウム‐水蒸気反応性データ評価装置」「高温高圧腐食試験ループ」で、核融合炉の内壁を構成するブランケットにおいて、核融合炉から発生する熱の取出しと、燃料である三重水素の生産に必要な機器。核融合は太陽が輝き続けられるエネルギー源であり、地上での核融合の実現を目指している。三菱重工業はITER向けに、トロイダル磁場コイルや外側垂直ターゲットなどの主要機器も受注している。
トロイダル磁場コイルは、総重量300トンの世界最大規模の超伝導コイルで、2025年のITFR運転開始に向け、4基が出荷されている。外側垂直ターゲットは6基を受注しており、2024年度中に納品の予定となっている。
核融合の燃料となる重水素、三重水素の原料であるリチウム資源は、海水中に無尽蔵にあり、核融合エネルギーはCO2を発生させない。そのため、エネルギーや環境問題を根本的に解決すると期待されている。核廃棄物を出さない安全性もある。
納入した試験装置は、「大面積高熱負荷試験装置」「高温高圧水噴出・漏洩実験装置」「ベリリウム‐水蒸気反応性データ評価装置」「高温高圧腐食試験ループ」で、核融合炉の内壁を構成するブランケットにおいて、核融合炉から発生する熱の取出しと、燃料である三重水素の生産に必要な機器。核融合は太陽が輝き続けられるエネルギー源であり、地上での核融合の実現を目指している。三菱重工業はITER向けに、トロイダル磁場コイルや外側垂直ターゲットなどの主要機器も受注している。
トロイダル磁場コイルは、総重量300トンの世界最大規模の超伝導コイルで、2025年のITFR運転開始に向け、4基が出荷されている。外側垂直ターゲットは6基を受注しており、2024年度中に納品の予定となっている。
核融合の燃料となる重水素、三重水素の原料であるリチウム資源は、海水中に無尽蔵にあり、核融合エネルギーはCO2を発生させない。そのため、エネルギーや環境問題を根本的に解決すると期待されている。核廃棄物を出さない安全性もある。