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    上方修正 2021/10/27 15:55
    (4005) 住友化学 石油化学や半導体プロセス材料の好調などで上方修正 増配も
    住友化学は2022年3月期のコア営業利益を2000億円から2450億円と22.5%上方修正した。石油化学での市況上昇による交易条件の改善や半導体プロセス材料などの情報電子化学での堅調な出荷などが寄与する見通し。また、年間配当も20円から24円に増配する。

    また、2022年3月期第2四半期(4-9月)のコア営業利益は178.4%増の1488億円となった。

    セグメント別では、石油化学のコア営業利益は420億円(前年は▲313億円)。石油化学品や合成樹脂、合成原料の需要回復や交易条件の改善などが寄与した。

    エネルギー・機能材料のコア営業利益は162.5%増の126億円。リチウムイオン二次電池用セパレータの出荷などが堅調に推移した。

    情報電子化学のコア営業利益は33.4%増の295億円。半導体プロセス材料の高純度ケミカルやフォトレジストなどの出荷が増加した。

    健康・農業関連事業のコア営業利益は103.2%増の185億円。農薬出荷の堅調やメチオニン(飼料添加物)の市況上昇などが寄与した。

    医薬品のコア営業利益は1.8%増の500億円。4-6月に販売を開始した過活動膀胱治療剤「ジェムテサ」や子宮筋腫治療剤「マイフェンブリー」などの増収が独占販売期間が終了したCOPD治療剤「プロバナ」や非定型抗精神病薬「ラツーダ」の販売減少の影響を上回った。

    住友化学の株価は0.17%高の575円で推移している。

株式情報更新 (11月26日)


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