住友化学は、2021年8月24日、
半導体用高純度ケミカルの製造ラインを増設すると発表した。愛媛工場で高純度硫酸の生産能力を約2倍に引き上げ、韓国の益山工場では高純度
アンモニア水の生産能力を約4割増強する。稼働は愛媛工場は2024年度上期、益山工場は2023年度下期を予定する。
高純度ケミカルは、
半導体製造で精密洗浄などに用いられる。
半導体デバイス市場は、5G対応
スマートフォンの普及やパソコン、
データセンター関連機器の需要増加で伸長しており、高純度ケミカルの需要も拡大することが見込まれることから、生産能力を増強する。
住友化学の株価は2.43%高の548円で推移している。