レーザーテックは通期経常利益を170億円から200億円と17.6％上方修正した。前年からは32.3％増となる。半導体需要が堅調で、主力のマスク欠陥検査装置などの販売が好調に推移。顧客の最新の設備投資動向も鑑みて、増益となる見通し。

また、2021年6月期第2四半期(7-12月)の経常利益は48.8％増の118億円となった。7-9月の220％増からは減少した。

主要販売先の半導体業界は、5Gスマートフォンなどの通信機器やリモートワーク・オンライン会議などの広がりによるPCやデータセンター向け半導体需要が堅調に推移。特に微細化を進めた高性能な半導体への需要が強く、ロジックデバイスメーカーは最先端のEUVリソグラフィを用いた半導体製造工程の能力増強投資を積極的に行った。また、マスクブランクスメーカーも中長期の需要拡大を見据え、EUV関連分野の投資に取り組んでいるとしている。

レーザーテックの株価は240円高の14290円で推移している。