ヤマト ＨＤは、ＪＡＸＡ（宇宙航空研究開発機構）と、新たな物流サービスの導入に向け、物流電動垂直離着陸機（ＶＴＯＬ）に装着可能で、地上輸送手段への搭載も可能な大型貨物ユニット「ＰＵＰＡ(ピューパ)」の空力形状を開発した。ヤマト ＨＤは、新たな空の輸送モードの構築に向け、2018年10月に米ベルヘリコプターと提携したことを皮切りに、2019年8月には「ＰＵＰＡ」の実証実験に成功している。今回開発したのは最大400キログラムの搭載可能な機種で、ＪＡＸＡの協力を得て、2020年代前半のサービス導入を目指している。

陸上輸送では既存の陸送ユニットと共存する直方体に近い形状が求められ、物流電動垂直離着陸システムでも高い能力が求められる。実現すればドローン以上の規模で物流網を構築することが出来る。