クレディ・スイス証券が9月28日、カバレッジを開始したことから続伸。投資評価は「アウトパフォーム」。目標株価は2200円。自動車の電動化トレンドが再注目され、関連銘柄の株価が上昇し続ける中、住友電気工業の株価は出遅れていると指摘している。

住友電気工業は、電気自動車(EV)の電力制御機器など自動車部品事業の売上高を2023年3月期までに2017年3月期に比べて3割増の2兆円に引き上げる計画を持つ。住友電工の自動車部品は組み電線やその接続に使うコネクターが中心。今後はEV用の大容量ケーブルの受注増を目指すという。車部品事業の研究開発費の大半を電動化への対応に充当し、機能性の高い部品の品揃えを目指す。

2017年度は環境対応車向け高電圧ハーネス、高速通信用コネクタ、EVや自動運転に対応した電装部品など新製品開発・拡販を進める。