CNFは植物由来で環境に優しく、重さは鉄の5分の1、強度は鉄の3−5倍とされ、製紙会社が競って開発している。
自動車業界は軽量化のため、
新素材の検討を進めるが、現状ではCFRP(
炭素繊維強化プラスチック)やアルミの採用が拡大している。CFRPは日本勢ではトヨタがレクサスなどの高級車、ホンダと日産はスポーツカーに採用しているが、海外ではテスラのEV(電気
自動車)モデルSはオールアルミ製。フォードもピックアップトラックのボディをアルミ化し、320キログラムの軽量化に成功している。CNFが入り込む余地は小さく、株価の反応も乏しい。