前3月期売上を3900億円から4000億円へ上方修正したが、営業利益を120億円から100億円、純利益を30億円の黒字から45億円の赤字へ下方修正した。北米の自動車用品事業が堅調に推移し、円安効果で売上は増加したが、欧州市場の低迷や南米市場の急落、ブラジルやロシアの通貨安の影響で営業利益は計画を下回った。

欧米自動車メーカーを顧客とした自動車用ホースのシステムサプライヤーの「DYTECH 社」は、買収後にチュニジアの生産混乱が直撃し、欧州や南米での需要が減少したため、業績は非常に厳しい。投資回収には相当な長期間が予想され、58億円を減損損失で計上する。