株テーマ:液化天然ガス(LNG)の関連銘柄
日本、米国産LNG輸入拡大で合意:エネルギー安全保障と関連企業への影響
2025年2月7日、ワシントンD.C.で行われた日米首脳会談において、石破茂首相とドナルド・トランプ大統領は、日本による米国産液化天然ガス(LNG)の輸入拡大で合意した。この合意は、日本のエネルギー安全保障の強化と、米国の対日貿易赤字削減を目的としている。
石破首相は会談後の記者会見で、「日本が近く記録的な量の米国のLNG輸入を始める」と述べ、エネルギー分野での両国間の協力強化を強調した。トランプ大統領も、日本が米国産天然ガスの新規輸入を開始することを歓迎し、両国がアラスカの石油・天然ガスに関連した合弁事業に取り組んでいることを明らかにした。 この合意により、日本の電力・ガス業界は安定的かつ安価なLNG調達が可能となり、電気・ガス料金の抑制が期待される。
関連企業として、LNG運搬船を運航する(9104)商船三井、(9101)日本郵船、(9107)川崎汽船などの海運各社が注目される。また、LNGプラント建設を手掛ける(1963)日揮ホールディングス、(6366)千代田化工建設、(6330)東洋エンジニアリングなどのプラントエンジニアリング企業も恩恵を受けると予想される。さらに、LNG関連設備を提供する(1605)INPEX、(7013)IHI、(1976)明星工業、(6369)トーヨーカネツ、(6361)荏原などの企業も関連銘柄として注目される。