株テーマ:iPhone 16eの関連銘柄

AI機能搭載で注目

アップルが2月20日、新製品「iPhone 16e」を発表した。これは実質的にiPhone SEの後継機種と位置付けられるが、従来のSEモデルと比較して大幅な性能向上と価格改定が行われている。

iPhone 16eの価格は9万9800円からとなっており、日本市場では従来のSEモデルと比べて約6割の値上げとなった。米国では599ドルからの販売で、こちらも約4割の値上げだ。ストレージは128GB、256GB、512GBの3種類がラインナップされている。

iPhone 16eは、6.1インチのSuper Retina XDRディスプレイを備え、ブラックとホワイトの2色展開となる。カメラは48メガピクセルのFusionカメラを搭載し、2倍の光学ズームが可能だ。また、バッテリー駆動時間は最大26時間のビデオ再生が可能で、前モデルと比較して大幅に向上している。

注目すべき点は、iPhone 16eにもApple Intelligenceが搭載されたことだ。これにより、廉価モデルでありながら最新のAI機能を利用できるようになった。搭載チップセットはiPhone 16、iPhone 16 Plusと同じA18 Bionicを採用しており、性能面でも大きな向上が見られる。

日本での価格は128GBモデルが99,800円からで、予約は2月21日午後10時より開始、発売は2月28日を予定している。

この新モデルの投入により、アップルは価格に敏感な市場へのアプローチを強化し、特に中国やインドなどの新興市場でのシェア拡大を目指している。アナリストは、iPhone 16eの発売がアップルの売上増加に寄与すると予測しており、特に自社設計のモデム「Apple C1」の搭載により、利益率の向上が期待される。

しかし、iPhone 16シリーズ全体の需要に関しては、特に中国市場での競争激化やAI機能の展開遅延などの要因から、慎重な見方も存在する。一部のアナリストは、iPhone 16の需要が予想を下回る可能性を指摘している。


(6762)TDK
電子部品大手のTDKは、スマートフォン向けのリチウムイオン電池で高いシェアを持つ。iPhone 16eの需要増加に伴い、バッテリー供給での恩恵が期待される。2025年3月期の業績も好調で、今期の配当金は120円を予定している。


(6981)村田製作所
積層セラミックコンデンサー(MLCC)で世界トップクラスの村田製作所は、スマートフォンの高機能化に伴い、部品需要の増加が見込まれる。iPhone 16eのAI機能搭載により、同社の製品供給が増加する可能性がある。
MEDIA.PAYPAY-SEC.CO.JP

(6758)ソニーグループ
ソニーグループは、イメージセンサーの主要供給元として知られており、iPhoneシリーズのカメラ性能向上に貢献している。iPhone 16eのカメラ機能強化に伴い、同社のイメージセンサー需要が高まると予想される。

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