株テーマ:脊髄損傷の関連銘柄

再生医療で脊髄損傷治療の関連株。交通事故やスポーツ事故などで起こる脊髄損傷は、運動機能や感覚機能に深刻な障害をもたらす。既存の治療法には限界があり、再生医療による治療に期待される。


■脊髄損傷とは
脊髄損傷とは、脊髄の中枢神経が損傷することで、運動機能や感覚機能に障害が生じる病気。損傷部位や程度によって、麻痺や感覚障害の範囲が異なる。


■脊髄損傷の現状と課題
現在の脊髄損傷治療は、リハビリテーションが中心だが、効果は限定的となっている。再生医療は、失われた神経組織を再生し、機能回復を目指す革新的な治療法として期待されている。


■脊髄損傷治療をけん引する関連銘柄

・4896ケイファーマ
慶應義塾大学は、iPS細胞を使って脊髄損傷の患者を治療する臨床研究を実施。脊髄を損傷して2~4週間たった「亜急性期」で、運動などの感覚が完全に麻痺した18歳以上の患者4人が対象。移植から1年かけて安全性や効果を確かめる。背中を通る中枢神経が傷ついた脊髄の治療法はまだないため、期待されている。

2025年3月には全4症例の経過観察を完了したと発表。目標通り4症例への移植を実施し、細胞移植後1年間の経過観察を完遂し、4症例全てが安全性及び有効性評価に含められたとしている。今後は、治療効果を厳密に検証する臨床試験の実施を目指す。治験は慶応大学発のスタートアップであるケイファーマが実施する予定。


・4584キッズウェル・バイオ
2020年3月に名古屋大学と歯髄幹細胞で脊髄損傷の新たな治療法を創出するための共同研究契約を締結した。歯髄幹細胞の神経再生能力で、神経機能の低下を防いだり、失った機能を回復できる可能性があるとしている。


・8086ニプロ
脊髄損傷の治療用再生医療等製品「ヒト骨髄由来間葉系幹細胞(ステミラック)」を供給している。


・7779サイバーダイン
2016年4月に慶應義塾大学と脊髄再生医療とロボットスーツHAL医療用の複合治療で共同研究を開始すると発表した。iPS細胞を利用した再生医療とHAL医療用を組み合わせ、脊髄損傷に対する新たな治療法を開発する。臨床試験で効果を確認後、HALだけでは十分な効果が得られなかった患者に、iPS細胞から作った神経細胞を移植。HALで訓練して治療するもよう。


脊髄損傷 関連銘柄

脊髄損傷 関連テーマ

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株式情報更新 (3月31日)


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