株テーマ：夏マスクの関連銘柄
夏マスク関連株
緊急事態宣言も解除され、これからは新しい生活様式を取り入れた新しい日常（ニューノーマル）が始まる。梅雨や夏、運動時にもマスクを着揺することになり、夏にも快適に使えるように編み方や素材の特殊加工など工夫し、吸湿性や速乾性、通気性などを追求した新しい夏マスクや冷感マスクが普及しよう。
ユニクロ（ファーストリテイリング）は、顧客の要望が強いことから、東レが提供する機能性商品「エアリズム」を利用したマスクを製造し、今夏販売する。
ミズノは水着や陸上ウェアて採用している2ｗａｙストレッチトリコット素材を使用したマスク（マウスカバー）を洗濯して繰り返し使える仕様とする。サーバーがダウンするほどの人気となったため、マウスカバー販売特設サイトへのアクセスそのものを抽選制としている。
ユナイテッドアローズは、クラボウの「クレンゼ」を使用した繰り返し洗って使用できる布製マスク「ウォッシャブル マスク」、青山商事は抗菌スーツで利用している細菌増殖を抑制する鉄イオンを配合したハイブリッド触媒「ティオティオ プレミアム加工」を4回に渡って抽選販売する。コナカは吸汗速乾素材のトリコットを用いたワイシャツ素材の「洗える立体マスク」の販売を開始した。
グンゼ
「肌着屋さんがつくった肌にやさしい布製マスク」は肌着で多く使用される綿混素材を採用し、グンゼの独自技術でマスクと耳にかける部分を一体化した耳が痛くなりにくい仕様となっており、顔にフィットする立体型で提供している。洗って繰り返し使用できる。
無印良品は、オーガニックコットンに抗菌防臭加工を施した夏マスクを全国で販売する。5月の発売以来、既に100万枚を販売している。タカキューは水着素材で、ウイルス予防、ＵＶ対策としても使用出来るマスクを開発。
ＡＯＫＩは、「ダブル抗菌・洗えるクールマスク」を販売している。従来の抗菌効果はそのままに、1層除いて通気性を高め蒸れにくい仕様へと改良し、ＵＶカット加工も施している。
はるやま商事は、自宅で洗って繰り返し着用可能な布マスク「クールプレストマスクを「はるやま」のオンラインショップで販売する。
夏マスクではないが、ヤマシンフィルタは建機部品用に新たに開発した合成高分子系ナノファイバーの量産化技術を応用し、マスク素材として販売検討を始めた。社内では既存マスクと組み合わせて使う「インナーシート」として使用されており、一般化学繊維の10分の1以下の細い繊維のため、高機能マスクに向いている。一般的な使い捨てマスクは24時間で能力が半減するが、ナノファイバー製は能力が落ちない利点がある。
トランザクションは、本格的な夏を前に、感染防止対策とともに熱中症対策製品でもある新発想の「接触冷感ひんやりマスク」を6月1日から発売する。肌に触れると冷たく感じる接触冷感生地を採用し、マスクの内側に交換式のメルトブローン不織布フィルターを収納することで、飛沫感染も防ぐ。
ヨネックスは、汗に反応して熱を吸収する植物由来のキシリトールを生地に配合した独自の涼感素材「ベリークール」を採用した「スポーツフェイスマスク」を2020年7月上旬に発売する。アルペンは、熱をマスクの外に逃がしやすい特殊な繊維を用いた「洗える冷感マスク」を投入し、月5万枚の生産を目指す。
