株テーマ:スマート手術室の関連銘柄

スマート手術室は、手術室を1つの医療機器と捉え、様々な医療機器を連携させて手術の安全性や効率を高め活用するもので、SCOT(Smart Cyber Operating Theater)と呼ばれる。AMED(日本医療研究開発機構)が主導し、東京女子医科大学を中心に広島大学・信州大学・東北大学・鳥取大学が参画し、企業では(6902)デンソー、(6501)日立製作所のほか、(7751)キヤノンが買収した東芝メディカルシステムズ(現キャノンメディカルシステムズ)、パイオニア、(6849)日本光電工業、(4088)エア・ウォーターなど、十数社が参画した。

日本を代表する医療機器メーカーが参画しているが、AMEDは一つ一つの医療機器ではなく、スマート手術室をパッケージで輸出する構想を描いている。MRI(磁気共鳴画像装置)を含めるとスマート手術室の単価は数億円規模となるが、米ゼネラル・エレクトリックや独シーメンスにオールジャパンで対抗し、輸出を目指す。全体を統括するデンソーは、産業用ロボットのネットワーク化向けに開発したソフトを改良し、手術室用の「オペリンク」システムに仕立て、これが心臓部となる。

参画大学での導入も進み、標準モデルを2020年に発売、ロボットやAIで武装した高機能モデルも21年に発売する見込みとなっている。高機能モデルではメディカロイドが開発した患者をMRIに自動搬送するロボットベッドも導入する。SCOTは2016年に広島大学へベーシックモデル、2018年に信州大学へスタンダードモデルが設置され、2019年には第3世代のハイパーモデルが東京女子医科大学へ設置された。

スマート手術室 関連銘柄

スマート手術室 関連テーマ

医療機器
CT(断層撮影装置) 遺伝子診断装置 医療用酸素濃縮器 AED(自動体外式除細動器) 人工透析 人工腎臓 スマート手術室 量子メス

株式情報更新 (11月21日)


会員ログイン

パスワードを忘れてしまった場合

申込みがまだの方