株テーマ:ノーベル賞の関連銘柄
ノーベル賞の選定基準は、過去20年以上にわたる学術論文の被引用件数に基づいて、各分野の上位0.1%にランクインする研究者とされている。クラリベイト・アナリティクス(トムソン・ロイター)は論文や引用データーから、ノーベル賞クラスの研究者に「引用栄誉賞」を与えており、受賞する確率が高いという。
2019年のノーベル賞自然科学3賞は、10月7日生理学・医学賞、10月8日物理学賞、10月9日化学賞の順で発表される。文学賞は10月10日、平和賞は10月11日、経済学賞は10月14日の予定。米科学情報のクラリベイト・アナリティクスによると有力候補19人のうち、日本人は含まれていない。
10月7日(月)生理学・医学賞
米科学情報のクラリベイト・アナリティクスによると自然科学3賞の有力候補19人のうち、日本人は含まれていないが、注目研究者として生理学・医学賞に森和俊京大教授を挙げている。細胞の中にある小胞体の研究で、小胞体で間違った形のタンパク質が組成された時に、センサーの役割をする分子を発見、糖尿病や動脈硬化、パーキンソン病などの予防に役立つとされている。
10月8日(火)物理学賞
10月9日(水)化学賞
北川進京大教授の、温暖化ガスである二酸化炭素を効率よく吸着する性質がある孔性金属錯体の研究が注目されている。ノーベル化学賞に旭化成名誉フェローの吉野彰氏 リチウムイオン電池開発に功績 PTSで旭化成27%の急伸
10月10日(木)文学賞
昨年発表が中止されており、2年分の受賞者が発表される。村上春樹は毎年有力候補とされており、受賞なら書店関連株が賑わいそうだ。
10月11日(金)平和賞
10月14日(月)経済学賞
経済学賞に清滝信宏プリンストン大教授が挙がっている。村上春樹氏以外はクラリベイト・アナリティクスがノーベル賞の有力候補者に贈る引用栄誉賞を過去に受賞している。