株テーマ:都市鉱山(リサイクル)の関連銘柄
独立行政法人物質・材料研究機構は、危惧されている将来の金属資源の利用に対して、「都市鉱山」と呼ばれるこれまでの日本国内に蓄積され、リサイクルの対象となる金属の量を算定し、日本の都市鉱山は世界有数の資源国に匹敵する規模になっていることを明らかにした。計算によると、金は、約6,800トンと世界の現有埋蔵量42,000トンの約16%、銀は、60,000トンと22%におよび、他にもインジウム61%、錫11%、タンタル10%と世界埋蔵量の一割を超える金属が多数あることが分かった。また、他の金属でも、国別埋蔵量保有量と比較すると白金などベスト5に入る金属も多数ある。森下仁丹は微生物でレアメタル回収技術を開発。
政府がレアメタルの回収と再利用を企業に義務付けると報じられ、経済産業省は2025年の通常国会でレアメタルの回収・再利用の義務付けの根拠となる資源有効利用促進法の改正を目指すもよう。蓄電池や部材の製造工程で発生する端材や不良品を再資源化して使うよう電池メーカーや関連部材メーカーに義務付ける方針としている。
政府が使われなくなった家電やパソコンの廃基盤などの電子ごみの国内でのリサイクル体制を整備すると報じられた。2024年度からの3年間で300億円を投資し、金属の再利用を含む民間の設備投資を支援するとしている。
政府は、EV電池などに使用される重要鉱物確保のため、東南アジア諸国と使用済み電子機器からの回収事業を始めると報じられた。2023年6月にも最初の相手国を決めて、専門家を派遣し、技術指導や人材育成を始めるもよう。
東邦亜鉛は、2024年10月からリチウムイオン電池(LIB)リサイクルを内容とする新規事業を開始。まずは年1000tの小型民生LIB原料を処理することを目標とする。