（5851）リョービが、EVの製造に不可欠なギガキャスト用巨大金型の国内生産に乗り出す。2026年をめどに生産を開始する計画だ。

ギガキャストは、EVの車体部品を一体成形する革新的技術で、部品点数の削減やコストダウンを可能にする。現在、ギガキャスト用金型は主に中国で生産されており、導入コストの高さが課題となっていた。リョービは国内生産によりコストを抑え、競争力を高める狙いだ。

リョービは、静岡県菊川市の工場敷地内に新たな建屋を建設し、国内最大級となる型締力6,500トンのダイカストマシンを導入する。新設工場の敷地面積は3,400m？で、鋳造工場と金型工場を含む。この設備投資により、2025年3月から大型構造部品の試作サービスを開始する予定だ。