注目銘柄

    [米国株式市況]米CPIの伸び鈍化も、貿易摩擦が市場を圧迫
    ダウ平均は小幅安となった。2月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.8%上昇し、前月(3.0%上昇)から伸びが鈍化。市場予想を下回り、インフレ沈静化は歓迎された。しかし、この日、米国は鉄鋼とアルミニウムに25%の関税を発動。輸入品の値上がりが物価全般に波及するとの懸念が高まり、米景気への下押し圧力から朝方は下げ幅を拡大する場面があった。

    カナダとEUは直ちに報復関税を発表し、貿易戦争の激化が懸念されている。トランプ大統領はカナダ産木材にも関税を課す方針を示し、米国の住宅価格上昇への影響が指摘される。EUはオートバイやバーボン、農産物などに対象を拡大する方針で、フォンデアライエン委員長は「対抗措置は2段階で導入され、4月1日に開始し、13日には完全実施する」と述べた。

    一方、ナスダックは3日ぶりに反発。下落が目立っていたエヌビディア、ブロードコム、アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)などが軒並み上昇した。インテルとTSMCの合弁会社に関し、TSMCエヌビディアやブロードコムに出資を呼びかけたことで、インテルは時間外取引で12%急伸している。

株式情報更新 (3月13日)


会員ログイン

パスワードを忘れてしまった場合

申込みがまだの方